どうも、タカです。
「アジングとかメバリングしてみたいなぁ。でもそんなガチじゃないし、安くて手軽な道具がいいな。」
と思い、楽天で購入した“ライトゲームセット”なるもの↓
この”ライトゲームセット”に付属していたのが、今回紹介する「スポーツライン」のリールです。(DO A-MAX 2004)
このスポーツライン リールを使ってメバルやカサゴなど、30匹くらいの魚を釣ってきたので、どのくらい使えるものなのか、インプレしていきます。
目次
そもそも”スポーツライン”ってどんなメーカー?
スポーツラインはダイワのセカンドブランドです。
スポーツラインシリーズのリールについて調べていると、「グローブライド」という単語をよく目にします。
グローブライドとは?↓
かつての社名は「ダイワ精工」だったが、2009年10月1日より現在の社名の「グローブライド」に変更。 今までの社名Daiwaはフィッシング部門の単独のグローバルブランドネームとし、釣具に関しては引き続き「ダイワ」を名乗っている。
Wikpediaより引用
つまりは”グローブライド=ダイワ”ということです。
釣りメーカーとしてシマノと肩を並べる、2大メーカーのうちの一つ、ダイワ。
そんなメーカーから発売されているのが、この「スポーツライン リール」です。
スポーツライン リール(DO A-MAX2004)インプレ
冒頭で紹介した”ライトゲームセット”はロッド、リール、糸、ルアーなど、釣りに必要な物が全て付属していて、価格は1万円ほど。
その中でも今回紹介する、「スポーツライン DO A-MAX2004」の価格はなんと3,000円ほどと格安。(※スポーツライン DO A-MAX2004は単品での販売がないため、ロッド代とルアー代を差分した価格)
僕が所有しているのはDO A-MAX2004ですが、他のシリーズも値段はよく似ており、基本的な構造はほとんど変わらないはずです。
その為、アジングやメバリング以外の釣りにスポーツラインシリーズのリールを使用したい場合でもこの記事のインプレは参考になると思います。
早速、インプレを始めていきます。
スポーツラインのリールはライトゲームには不向き
さて、スポーツライン リールは大手釣り具メーカー、ダイワのセカンドブランドから発売されているリールだということがわかりました。
でもネームバリューだけで性能が”ゴミ”なら意味がありません。
結論から言いますと、「アジングやメバリングのような、ライトゲームで使用するには使いづらい」と感じました。
「使いづらい」ですが、全く使えないというわけではありません。
「なんで使いづらいの?」
では、どうして使いづらいのか?理由を説明していきます。
・スポーツライン リールは「なぜ、使いづらいのか?」
スポーツライン リールDO A-MAX2004の欠点は↓
・ドラグ性能が悪い
・ラインローラーの動きが悪い
以上の2つが原因でスポーツライン リールDO A-MAX2004はライトゲームで使いづらいです。
まずは“ドラグ性能が悪い”についてですが、DO A-MAX2004はコストダウンのため、ドラグにベアリングが使用されていません。
(ベアリングとは摩擦を減らして回転を滑らかにするための部品。)
そのため、細かいドラグ調整ができません。
極端な話、「少し締めればドラグが全く出ず、少し緩めれば糸が巻けない。」といった感じです。
ライトゲームでは切れやすい細糸を使用するため、ドラグ性能が非常に大事になってきます。
小さな魚が掛かった時は問題なく釣り上げれてても、不意に大きな魚が掛かった時にラインが魚の引きに耐え切れずに切れてしまいます。
このとき、ドラグ性能が良ければ、ドラグを出して魚の力をうまく逃がすことができますが、このスポーツライン リールには難しいのです。
次に”ラインローラーの動きが悪い“についてです。
こちらについても先ほどの「ドラグ性能が悪い」と同じような理由で、スポーツラインのリールはラインローラーの動きが非常に渋いのです。
ラインローラは糸を巻き上げるために必要不可欠な部品で、ラインローラーの動きが悪いと、糸がラインローラーに擦れてしまいます。
スポーツラインのリールでPEラインなど、摩擦に弱い糸を使用する場合は特に注意が必要です。(DO A-MAX2004は最初、フロロ0.8号が巻かれています)
ラインローラーも上位機種ならベアリングが使用されていますが、このスポーツラインのリールにはコストダウンのため使用されていません。
後から自分で”ラインローラーをベアリング化カスタム”できるみたいなので、気になる方は要チェックです。
ラインローラーがベアリング化できれば、この問題は解消されるでしょう。
・ちなみに(初めから巻かれているラインについて)
スポーツラインDO A-MAX2004には最初からフロロラインの0.8号が100メートル巻かれています。
このフロロラインがまた曲者で、巻き癖がついており、すぐにライントラブルを起こして非常にイライラしました。
重い仕掛けなら問題ないかもしれませんが、ライトゲームでは1グラムや2グラムのジグヘッドを使用するため、ライントラブルが起きやすいです。
その為、僕はPE0.3号に巻き替えました、
ラインローラーの動きが悪かったり、個々の部品精度がよくないため、PE0.3号という細糸が使用できるか不安でしたが、今のところ使えています。
PE0.3号に巻き替えてからは、最初に巻かれているフロロ0.8号に比べてトラブルは少なくなりました。(トラブルはゼロではない)
DO A-MAX2004に限らず、スポーツラインシリーズは最初からラインが巻かれていて、すぐに釣りをすることができますが、糸に巻き癖が付いていることがほとんどだと思います。
巻き癖が付いていると、ルアーフィッシングなどの”投げることが多い釣り”でどうしてもトラブルが多くなってしまいます。
より快適に釣りを楽しむ為にラインの交換は視野に入れておいた方がいいかもしれません。
スポーツラインDO A-MAX2004の使いづらい所まとめ
・ドラグ性能が悪く、不意の大物が掛かった時に糸を切られる
・ラインローラーの動きが渋く、細いPEラインなどを使用するときは不安
・初めに巻かれている糸に巻き癖がついており、トラブル多発
スポーツラインのリールはこんな使い方がオススメ!
これまでスポーツライン リールの悪い所ばかり書いてきましたが、巻き心地は十分、滑らかで、リール本体もしっかりしていてすぐ壊れたりはしないと思います。
ドラグやラインローラーの動きの渋さも、値段を考えると仕方がないと諦めもつきます。
「スポーツラインのリールを細糸を使用するライトゲームで使用するには不向き」というだけで、使い道は色々とあると思います。
では、逆に「どんな使い方なら問題なく使えるのか?」について説明していきます。
それはズバリ、”普通よりできるだけ太いライン”を使うことです。
このスポーツラインのリールの弱点は”ドラグ性能の悪さ”や”ラインローラーの動きの渋さ”だということを説明してきました。
この弱点をカバーするためには、より強度の高い太いラインを使用すればOKです。
強度の高い、太いラインを使用すれば、ドラグを締めこんで魚を半ば強引に引き上げることができるようになりますし、単純に擦れにも強くなります。
また、今回紹介しているのはスポーツラインDO A-MAX2004という、スポーツラインのリールの中でもライトゲーム用のモデルになりますが、2500番クラスや3000番クラスなどの、もっと大きいのリールであれば、普通に使えそうです。
堤防からのサビキ釣りなど、ファミリーフィッシングで使うにはコスパも高く、必要十分な性能だと思います。
スポーツラインのリールでアジングやメバリングなどのライトゲームをしたいと考えている方は、もう少し奮発してシマノやダイワから販売されている入門向けリールを購入した方がいいかもしれません。
僕も今はライトゲームにスポーツラインDO A-MAX2004は使用しておらず、ナイロン2号の糸を巻きなおして、穴釣りで使用しています。
スポーツライン リールのオススメの使い方まとめ
・サビキ釣りやチョイ投げ釣りなどのファミリーフィッシング
・太いラインを使った、ドラグ性能に頼らない釣り
スポーツラインのリール、インプレまとめ
これまでの”スポーツライン リール”のインプレをまとめてみます。
✓スポーツラインはダイワのセカンドブランドである
✓ドラグ性能やラインローラーの動きが悪く、ライトゲームには不向き(DO A-MAX2004)
✓サビキ釣りやチョイ投げ釣りなどのファミリーフィッシングで使う分にはコスパも良く、性能も必要十分
こんな感じです。
まチョイ投げ釣りなどで、地面にリールを直接置く釣りなど、高いリールを使っていると傷を気にしてなかなかできませんが、このスポーツラインのリールは値段が安いので割り切った使い方もできると思います。
いつも使っているリールのサブ機として、スポーツラインシリーズのリールはアリだと思います。
今回はここまでです。
タカでした。