今回紹介するのはシマノ「ソアレBB C2000SSPG」になります!
ソアレはシマノから発売されているアジングなどのライトソルトゲーム用リールです。
ソアレには上位機種で発売間近の「ソアレXR(現行はソアレCI4+)」と価格を抑えつつ、上位機種モデルに負けない性能を持つ「ソアレBB」があります。
「ソアレBB C2000SSPG」はこれからアジングやメバリングを始めたい人や入門向けリールからステップアップしたい人におすすめです。
目次
ソアレBB C2000SSPGインプレ!【不満なし】
結論からいうと、「ソアレBB C2000SSPG」に全く不満はないです。
僕はナイトゲームでメバリングをすることが多いです。
メバリングを始めた当初は”ロッドやリール、ルアーまでがすべてフルセット”になっているものを使用していました。
セットに付属していたリールは「スポーツライン DO A-MAX 2004」というもので、使えなくはないものの糸絡みトラブルが連発したり、ドラグ性能が悪すぎて釣りに行くたびにストレスを感じておりました。
そこでリールを買い替えようと検討し、「ソアレBB C2000SSPG」に出会ったというわけです。
「ソアレBB C2000SSPG」に買い替えてからは本当にノンストレスになり、釣りが一層楽しくなりました。
ソアレBB C2000SSPGの巻き心地
端的に結論を言うと、「ソアレBB C2000SSPG」の巻き心地は軽くて、”気になるところはない“です。
さすがに上位機種と比較してしまうと軽さや滑らかさに違いがあるのは分かりますが、「巻き比べなければ分からない」といった感じです。
「ソアレBB」はコストを抑えた廉価版機種とはいえ、S A-RBベアリングやHAGENEギア、Xシップなどなど、上位モデルにも採用されているシマノの技術が盛り込まれているので、使い心地は良いです。
↑Xシップ(シマノホームページより引用)
さすがは世界のシマノといったところですね。
巻き心地については釣り初心者やライトゲーム初心者であれば、元々リール自体が小さく、軽いので尚更気にならないと思います。
また、今回紹介している「ソアレBB C2000SSPG」はパワーギア(PG)ということもあり、ハイギア(HG)に比べて巻き心地が軽いです。
というのも、みなさんは変速機付きの自転車に乗ったことがあると思います。
その際、数字を小さいギアに変速したときにペダルは軽い力で漕げるし、大きいギアに変速すればより大きい力でペダルを漕ぐ必要がありましたよね?
パワーギアー(PG)とハイギア(HG)も同様の仕組みで、パワーギア(PG)はより小さい力でハンドルを回すことができるのです。
まとめると「ソアレBB C2000SSPG」の巻き心地は「上位モデルには敵わないけど、比較しなければ分からない」という感じです。
ソアレBB C2000SSPGのドラグ性能
続いて紹介するのは「ソアレBB C2000SSPG」の”ドラグ性能“についてです。
ライトゲームではPE0.3号など、非常に細いラインを使用することが多く、その際にドラグ性能はライン切れを防ぐために非常に重要な要素になってきます。
ブログ冒頭でも書きましたが、僕がソアレBBに出会うまで使用していた「スポーツライン DO A-MAX 2004」はドラグ性能が本当に悪くて、せっかく大きな魚を掛けても対応できずにラインを切られてしまうことが何度もありました。
「ソアレBB」には”アジング専用ドラグ“が搭載されており、アジングやメバリングをするときに有利に釣りを進めることができます。
ソアレBBのアジング専用ドラグは普通のドラグに比べて、ドラグを非常に細かく設定ができ、必要なときにしっかりドラグが動作してくれるのでライン切れを心配せず、安心して魚を釣り上げることができます。
ライトゲームとはいえ、アジやメバルも大型になってくると引きが強く、入門向けの安いリールだとドラグ性能が追い付かずにラインが切れてしまうこともあります。
また、アジやメバルの外道で真鯛やシーバスなどの大型魚が食ってくることがありますが、ドラグ性能の良い「ソアレBB」ならキャッチできるかもしれません。(※僕は安物リールを使っているときに真鯛やマゴチがヒットしてラインを切られた経験があります)
ソアレBBでメバリングをするなら”PG”がおすすめ
ソアレBBには3種類ラインアップがあり、今回紹介するのはラインナップの中でも最もハンドル1回転あたりの巻き上げ量が少ない「ソアレBB C2000SSPG」になります。
ギア比 |
ハンドル1回転の |
|
500S | 5.6 | 69センチ |
C2000SSHG | 6 | 79センチ |
C2000SSPG | 4.3 | 57センチ |
ハンドル1回転当たりの巻き上げ量が少ないということは、“ルアーをかなりスローで引いてこれる“ということです。
ナイトゲームでアジングやメバリングをする際にはスローな誘いが有効なことが多く、そこでパワーギア(PG)の良さが出てきます。
メバリングはルアーを一定のスピードで巻きづつけることが非常に大事。
釣り上級者であれば、ハンドル1回転当たりの巻き上げ量が多い、ハイギア(HG)でも一定の巻きスピードでスローに誘うことができるかもしれませんが、どうしてもやりにくいはずです。
また、釣り初心者にはリールを一定の速度で巻き続けることが難しく、パワーギア(PG)を使用していれば、ある程度“誤魔化し”が効きます。
というのもパワーギア(PG)はハンドル1回転あたりの巻き上げ量が少ないので、ハンドルを回すスピードが多少変わってもルアーの動きに変化が起きにくく、一定のスピードで魚を誘い続けることができるというわけです。
逆にハイギア(HG)はハンドル1回転あたりの巻き上げ量が多いので、ハンドルを回すスピードに変化が出てしまうと、ルアーにもその変化がシビアに伝わってしまいます。
じゃあハイギア(HG)はいつ使うの?という話ですが、ハイギアは魚の活性が高い朝まずめなどで有利になります。
早い動きでルアーを動かし、リアクションバイトを狙うことができます。
リアクションバイトとは”ルアーを早く動かせることで魚に反射的に口を使わせること”を言います。
パワーギア(PG)でも早巻きしてやれば、リアクションバイトを誘うことも十分可能なので、その点は安心してください。
ソアレBBとソアレCI4+の違い
ここでは「ソアレBB C2000SSPG」と上位モデルである「ソアレCI4+ C2000SSPG」の違いについて少し解説します。
ソアレBB | ソアレCI4+ | |
価格(Amazon) | 11,766円 | 28,000円 |
重量 | 200グラム | 160グラム |
ベアリング数 | 5個 | 9個 |
最大ドラグ力 | 1キロ | 3キロ |
リジットサポートドラグ | なし | あり |
※上記表はC2000SSPGで比較しています。価格は2021年12月7日現在のAmazon価格です。
「ソアレBB」と「ソアレCI4+」をざっくり比較すると上記のようになります。(ソアレCI4+の価格はソアレXRの発売の為か少し高いように思います。)
大きな違いは値段と重量、ベアリング数、最大ドラグ力、そしてリジットサポートドラグの有無です。
価格に関してはソアレXRの発売が目前に迫っているため参考価格になりますが、CI4+が1万円以上高いですね。
重量はボディなどの材料に軽量カーボン素材CI4を使用している「ソアレCI4+」が「ソアレBB」に比べて40グラム軽い、160グラムとなっています。(ソアレBBは200グラム)
ベアリング数も「ソアレBB」が5個であるのに対して「ソアレCI4+」は9個と各部がベアリング化されており、よりスムーズな巻き心地を実現しています。
また、シマノのリジットサポートドラグはスプールを支えている2ヵ所を2個のベアリングで支えることでよりスムーズなドラグ性能を実現するものです。
最後に大きな違いとして最大ドラグ力があります。
「ソアレBB」は最大ドラグ力1キロなのに対して、「ソアレCI4+」は3キロと3倍のドラグ力を持っています。
しかしながら、アジングやメバリングに限った話だと「ソアレCI4+」の最大3キロのドラグ力はオーバースペックです。
「ソアレBB」の1キロでも大型のメバルやアジにも対応できます。
僕のメバリングの自己ベストは29センチですが、「ソアレBB」で余裕でした。
それにPE0.3号など、細いラインを使用するライトソルトゲームではドラグ力より先にラインの限界を超えて切れてしまうはずです。
もちろん、価格の高い「ソアレCI4+」の方が性能は高いですが、「ソアレBB」は必要十分な性能を持っています。
ソアレBB C2000SSPGインプレまとめ
「ソアレBB C2000SSPG」はこれからアジングやメバリングを始めようと思っている人や入門向けリールを使っていてステップアップしたい人におすすめのリールです。
釣り上級者で拘りが強い人や予算に余裕があるのであれば上位モデルをおすすめします。
僕自身は水温が冬場のメバリングメインで「ソアレBB C2000SSPG」を使用することが多く、1年中使用しているわけではないですが、買い替えの必要性を感じておりません。
とかいえ、最近は嫁さんに「ソアレBB」を奪われてしまったため、新作の「ソアレXR」を注文済みです←
「ソアレXR」が届き次第、またインプレしていこうと思います。