どうも、タカです。
今回インプレするのはシマノのフラッグシップモデル「ステラSW 6000XG」になります。
その性能は”トップクラス”。もちろん価格も”トップクラス”。
しかしながら、ステラを一度所有すると色々と悩んでいた事がどうでもよくなるほどの使い心地と所有感を得られます。
釣りにハマっているのなら買った方がいいです。
そんなステラのインプレ、始めていきたいと思います。
目次
ステラSW 6000XGインプレ
僕は「ステラSW 6000XG」をショアジギング用に購入しましたが、マジで買ってよかったです。
ステラを購入するまでいろいろ回り道をしていました。
/「ステラ欲しいけど、高いし、ツインパワーにしようか な?」
\「我慢してストラディックにしようかな…」
ステラの購入を検討している人なら一度はこんなふうに迷ったことがあると思います。
はっきり言いますが、考えるだけ無駄です。
なぜならステラを購入するまでその悩みが解決することは絶対にないからです。
僕もそうでした。
新型ツインパワーなど、新機種が発表されるたびに…「この部品は”半プラ”でステラと差をつけているのか…etc」と考えてしまうのです。
でも思い切ってステラを購入した暁にはそんな悩みはキレイさっぱり解決してしまいました。
ステラSWの最大のメリットは所有感にある
「ステラSW 6000XG」はシマノのフラッグシップモデル、簡単にいうと“一番性能の高いモデル”で、性能が高いことは言うまでもないです。(使い心地については後ほど)
ここで説明したいのはステラの“所有感”についてです。
冒頭で「新機種が発売されるたびにステラと比較して迷ってしまう」、「ステラを購入するまで悩みが解決することはない」というお話をしました。
ステラは世界のシマノが誇るフラッグシップモデルということで、所有感が半端じゃないです。
釣り場に行ったとき、ステラを使っている人をみて「あの人、ステラ使ってる!」って思ったことありませんか?
黒色を基調としたボディーに金色の差し色が入った高級感溢れるステラのデザインは一目見ただけで、“ステラ”だと分かります。
カラーリングが下品だという人もいますが、僕的にはステラだから許される派手さだと思います。(ど派手カラーはステラSWのみ。ノーマルステラはすごくお上品です)
釣り好きなら誰もが憧れるあの“ステラ”を使っているんですから、注目を浴びるのは当然のことです。
また、ステラはシマノのフラッグシップモデルなので、実質ステラ以上のスペックを持ったリールはありません。
ということはいくらツインパワーなどの新機種が発売されても、悪い言い方をすれば全てステラの下位互換であり、購入を迷うことがないです。(新型のステラが発売された場合は話が別ですが…)
購入を迷う瞬間は楽しい時間でもありますが、新機種の発売を追っているとキリがないし、トータルコストで考えると“結局ステラが購入できるほどお金を使っていた”となってしまうことも少なくありません。
ステラSWの巻き心地(6000XG)
「ステラSW 6000XG」の巻き心地についてですが、よく言われているように非常にシルキーで滑らかです。
言葉で表現するのが難しいですが、僕的に表現すると…「サラダ油に手を突っ込んで回しているような巻き心地」です。笑
軽すぎず、滑らかで、金属と金属が擦れているようなシャリ感もほとんどないです。
リール内部の摩擦抵抗を減らし、高負荷時でも軽く巻き上げることができるインフィニティドライブなど、ステラにはシマノの誇る技術が満載されています。
実際にステラSW6000XGをショアジギングで使用していますが、60センチくらいのハマチであれば、巻き重りすることなく一瞬で寄せることができます。
また青物を狙っているとミノーの早巻きなど、リールを早く巻いて魚を狙うことがありますが、これって意外と疲れませんか?
ミノーはルアーによっては巻き抵抗が大きく、早巻きを連続でやっていると結構疲れてくるのですが、ステラSWを使用するようになってからは以前より楽に巻き上げることができるので疲れにくくなりました。
ステラの巻きの軽さについては鈍感な人でも分かると思います。
実際、釣り素人の嫁さんと釣りに行くことがありますが、ステラの巻き心地の軽さは素人の嫁さんにもすぐに分かったようでした。
ステラSW 6000XGはショアジギングで万能な番手
次はステラのギア比についてですが、僕自身はハンドル1回転当たりの巻き上げ量が一番多い、「ステラSW 6000XG」を購入しました。
ショアジギング+青物狙いでステラを買うなら「エクストラギア」が一番おすすめです。
エクストラギア(XG)を選ぶべき理由を説明していきます。
ギア比はパワーギア(PG)、ハイギア(HG)、エクストラギア(XG)の3種類があり、エクストラギアがリールハンドル1回転あたりの巻き上げ量が一番多く、同時にハンドルを回すときに必要な力が大きくなります。
ギア比 | ハンドル1回転の 巻き上げ量 |
巻き心地 | |
6000PG | 4.6 | 83 | 軽い |
6000HG | 5.7 | 103 | 普通 |
6000XG | 6.2 | 112 | 重い |
まず”巻き上げ量”についてですが、ステラSWを購入する方はやはり大型青物をターゲットにしている人が多いと思います。
ルアーを誰よりも速く動かして青物にアピールする上で巻き上げ量の多さは大事な要素になってきます。
巻き重りについても、エクストラギアが3種類の中で一番重いとはいえ、元々巻き心地が軽く、高負荷時でも滑らかに巻き取ることができるステラなので、よほどの超大物を狙わない限りはリールが巻けない、なんてことは起こらないはずです。
極端な考え方ですが、”大は小を兼ねる”じゃなくて、“エクストラギアはパワーギアを兼ねる”という感じです。笑
一番巻き取り量が多いエクストラギアを買っておけば、使い方によってはゆっくり巻くこともできるということです。
それに、本当にリールのパワーが必要なら6000番ではなく、8000番や10000番などもっと大きな番手のステラを用意する方が賢明だと思います。
僕は実際にロックショアで大型青物用にステラSW10000PGを所有しています。
ステラSW 6000XGは軽くて強い
「ステラSW 6000XG」はフルメタルボディでありながら、軽いというとんでもないリールです。
シマノの他の人気リールと比較してみます↓
重量 | ボディ素材 | |
20’ステラSW 6000XG | 425グラム | フルメタル |
21’ツインパワーSW 6000XG | 420グラム | 半プラ |
20’ストラディックSW 6000XG | 440グラム | 半プラ |
上記のような結果となっています。
21’ツインパワーSWよりは若干重いですが、21’ツインパワーSWは半分金属、半分樹脂のいわゆる”半プラボディ”です。
僕はステラSWを買う前、21’ツインパワーSWの購入を迷っていましたが、「半プラだ、ステラの下位互換だ」とか色々と言われていて結局購入をやめてしまいました。
21’ツインパワーSWは友人が購入していたので試しに使わせてもらいましたが、巻き心地は非常によかったです。
僕自身、半プラだから性能が極端に低いとかそういう心配はあまりしないタイプなのですが、「気持ちよく購入できない」というのが一番の理由です。
その点ステラはフルメタルボディで剛性は文句なしです。
しかも軽い。
剛性を優先するとどうしても重くなりがちですが、ステラSWの軽さは非常にありがたいです。
僕個人の考えでは「ルアーフィッシングはルアーをいかに投げ続けることが魚と出会うために一番重要」だと考えており、そのためにはタックルは少しでも軽いほうが疲れにくくて良いです。
また、フルメタルボディは樹脂に比べて頑丈で、長い間愛用できます。
ステラSWはリセールバリューも高いから損しづらい
「ステラSW 6000XG」は値段もびっくりするほど高いですが、実はリセールバリューも高く、もし購入後に不満があっても売却してしまえばそれほど損はしないのです。
例えば、今回紹介している「ステラSW 6000XG」の新品購入価格はAmazonで約85,000円ですが、メルカリで調べてみると中古品でも75,000円くらいで普通に売れています。(価格は2021年12月6日調べ)
つまり1万円くらいしか損はしてないんです。(実際にはフリマアプリの利用料があるのでもう少し売り上げは減りますが)
しかも!今回紹介している「ステラSW 6000XG」は2020年モデル(現行モデル)でいわゆる、20’ステラSWと呼ばれているものですが、2013年に発売した「13’ステラSW 6000XG」でも5~6万円で取引されているものがあります。
8年前のモデルがこれほどの高値で売買されているということはステラの性能がいかに高く、人気があるかが分かります。
現に未だに現役で13’ステラを使っている人も多くいますし、そういった方は「買い替えの必要性を感じない」だそうです。
定期的なメンテナンスをきちんとやっていけば、購入してから5年、10年と末永く愛用することができるでしょう。
万が一、ステラのことが気に入らなかったりしても、売却してしまえば最小限の損失でステラがお試しできるということです。
兎にも角にも高い買い物ですし、“丁寧に使ってやるのが一番いい”ということですね。
そんなステラSWを購入する際は真っ先にリールスタンドの導入をおすすめいたします。
ゴメクサスのものであれば、安くてコスパ高いです。(僕も愛用しています)
ステラSW 6000XGインプレまとめ
「ステラSW 6000XG」は僕にとって最高のショアジギング用リールです。
軽い、剛性が高い、長く使えるフルメタルボディ、高いリセールバリューに唯一無二の所有感。
ステラを購入する際のデメリットとしては、“やはり値段が高く初期費用が掛かってしまうこと”、“ステラを一度使用すると次のステラが欲しくなってしまうこと”の2点です。
値段が高い点に関してはリセールバリューが高いのであまり気にしなくてもいいと思いますが、次のステラが欲しくなってしまうという点に関しましてはどうしようもないです。笑
僕も次はどの番手のステラを買おうかといつも考えています。笑
2022年には新型ステラの発売も予想されていますし、楽しみです。
今後はロックショアデビューもする予定で、その際は今回紹介した「ステラSW 6000XG」と「ステラSW 10000PG」を持って、10キロオーバーの青物釣りを狙いに行きたいと考えております。
最後に余談ですが、ステラSWはスプールを返した時の音がめっちゃ気持ちいいです。
こればっかりは実際に手に取って試してみてください。