どうも、タカです。
今回はYouTubeなどで何かと話題の尽きないあのロッド・・
そう!「鱒レンジャー(SP50)」をついに入手!
「鱒レンジャー(SP50)」の価格はなんと3,000円(送料込み)ほど!!
メバリングで遊んでみたので、そのインプレです。
鱒レンジャーでメバリングしてみたインプレ
鱒レンジャーは名前の通り、鱒(マス)などのトラウトフィッシュを釣るためのロッドです。
渓流などの使用を考えて作られているため、長さも4フィートから5フィート程度と海釣り用ロッドに比べると短く作られています。
近年、そんな鱒レンジャーをアジングやメバリングなどの海釣りで使用するのが流行っています。
海釣り専用ロッドと違って色々と勝手が違うこの「鱒レンジャー」。
詳しくインプレしていきます。
鱒レンジャーは柔らかいグラスロッド
鱒レンジャーは竿の素材にグラスファイバー(ガラス繊維)が使われています。
現在、海釣り用で売られている竿のほとんどがカーボンで作れています。
このグラスロッドとカーボンロッド、それぞれの特徴は?
〇グラスロッド
・柔らかく、折れにくい
→竿が柔らかい為、魚の食い込みは良いが感度は悪い。デメリットは重く、キャストにコツがいる(カーボンに比べて)
〇カーボンロッド
・軽量で硬い
→竿が硬く、感度が高い。硬く、ハリがあるのでキャストしやすい。デメリットは折れやすい(傷などがあると)
鱒レンジャーを初めて手に取った時に感じましたが、竿がすごく柔らかく、フニャフニャです。
でもこのフニャフニャ感こそが、鱒レンジャーの”面白さ”だと思いました。
重いと言われているグラスロッドですが、あまり長さがない為か気になりませんでした。
鱒レンジャーのデザイン
外観に関してはかなりおもちゃっぽいですが、(おもちゃっぽい所も良い)グリップ部はコルクが使われていて、持ち味とデザインは悪くないです。
ロッド本体にはラメが入っており、キラキラしています。(カラーは全5色)
ネットでは「ガイドがイマイチ」というレビューを見かけましたが、僕にはよくわかりませんでした←
「鱒レンジャー」の”面白さ”についてもっと詳しく紹介していきます。
鱒レンジャーの柔らかさを活かした釣りが面白い
「鱒レンジャー」はこの柔らかさ故に、魚を掛けた時に竿が大きく曲がり、魚とのやり取りが非常に楽しいです。
「鱒レンジャー」は楽しいだけでなく、魚のバラシが少ないのも特徴です。
竿が非常に柔らかいので、魚が違和感なくルアーを食い込んでくれるのです。
しっかりと食い込ませてから魚をフッキングに持ち込めるので良い所に針が掛かり、バラシが少なくなっているという訳です。
ラインブレイクを除けば、「鱒レンジャー」で魚をバラしたことはないかもしれません。(メバル十数匹(
しかし、竿が柔らかいのはメリットばかりではありません。
竿が柔らかいとうことは、竿の感度が低く魚のアタリに気付きにくいというデメリットもあります。
魚の活性が低く、食いが浅いときは竿先に伝わってくる微妙なアタリを感じ取り、即アワセするのが基本ですが、鱒レンジャーではカーボンロッドに比べてそういったアタリを取るのが難しいです。
鱒レンジャーは「魚のアタリを感じて合わせる」というよりは、「魚がすでに食いついていて、竿に重さが乗って初めて気づく」というパターンが多いです。
また、メバリングではないのですが、「鱒レンジャー」を使った非常に楽しい釣りを見つけたので紹介します。
〇「鱒レンジャー」を使った、メバリングならぬ、カサリング?
メバリングに行ったとき、メバルが釣れないときはカサゴを釣って暇つぶしをすることが多いんですが、そのときに「鱒レンジャー」が真価を発揮します。笑
カサゴは海底付近にいるため、ルアーをボトム(海底)に落として狙います。
ルアーをボトム付近でステイさせたり、リフト&フォールさせたり、ズル引きしたりしてカサゴを誘います。
また、カサゴが良く潜んでいるのは、砂地などではなく根が粗いポイントです。
この根の粗いポイントを誘うとき、竿先でボトムの様子を感じながら釣るのですが、「鱒レンジャー」は竿が柔らかいので、海底のゴツゴツ感が非常に分かりやすいんです!
/「ここは根が粗くて、カサゴがいそうだな」
\「ここは根がないから、カサゴはいないな」
といった感じで、カサゴを狙い撃ちすることができます。
カサゴは一匹釣れると、周りにも何匹かいる可能性が高いので、一度釣れるポイントを見つけたら数釣りできる可能性も高いです。
カサゴはメバルより食い気があり、エサを見つけるとすぐ飛びついてくるので、アタリが多くて楽しいです。
メバルが釣れないときに試してみてください。
〇ここまでの「鱒レンジャー」特徴まとめ↓
・グラスロッドで竿が柔らかく、魚の食い込みがいい(バラシが少ない)
・竿が柔らかく、感度が悪い(カーボンロッドに比べて)
・竿先が良く曲がるので、ボトム(海底)が探りやすい
鱒レンジャーのキャストにはコツが必要
これまで説明してきたように、「鱒レンジャー」はグラスロッドなので、非常に柔らかいです。
ほとんどの人がカーボンロッドの投げ心地に慣れているはずですから、初めて「鱒レンジャー」を振るときは投げづらく感じるはずです。
「鱒レンジャー」が投げづらく感じる理由としては、竿が柔らかいため、力を入れても竿が曲がり、ワンテンポ遅れて竿が反発してくるのです。
逆にカーボンロッドは硬く、高反発なので、力がダイレクトに伝わりやすく、投げやすいのです。
「鱒レンジャー」でルアーをうまく飛ばすには、腕の力だけで闇雲に飛ばすのではなく、竿のしなりをしっかりと利用してルアーを飛ばす必要があります。
渓流釣りで使用するロッドにグラスロッドが多いのは理由があります。
渓流釣りでは、軽量なルアーを飛ばす必要があり、カーボンロッドだと竿が硬すぎて竿にルアーの重みを上手く乗せること難しいです。
そのときに柔軟なグラスロッドだと、軽量なルアーでも竿先が簡単に曲がってくれるので、ルアーをより遠くに飛ばすことができるのです。
この特性が1グラム前後のジグヘッドを扱うことが多いメバリングにも合っており、慣れてくると意外と飛距離を出すことができます。
普段から竿のしなりを利用してキャストできるている人なら、「鱒レンジャー」のキャストもすぐに慣れると思いますが、逆にできていない人は慣れるまでルアーをうまく飛ばせないかもしれません。
ルアー釣り全般に言えることですが、やたらと「ビュンッ!」と音を立てて飛ばしている人は腕の力に頼って投げていることが多いです。(一概には言えませんが)
「鱒レンジャー」を使いこなすことができれば、キャスティングが上達すること間違いなしです。
「鱒レンジャー」のキャストについてまとめ↓
・竿が柔らかく、キャストがワンテンポ遅れる(カーボンロッドに比べて)
・竿のしなりを利用してルアーを飛ばす(腕の力だけでキャストしない)
メバリングにはどの鱒レンジャーが最適?
「鱒レンジャー」には色々と種類がありますが、僕がオススメなのは「鱒レンジャー NEXT SP50」です。
この「鱒レンジャー NEXT SP50」は鱒レンジャーの中でも、長さが5フィートのスピニングモデルです。
NEXTというのは、現行モデルということです。(以前のモデルは「鱒レンジャー改」)
他にも長さが4フィートの「鱒レンジャー NEXT SP40」があります。
※CT40やCT50はベイトモデルなので気をつけてください。
この「鱒レンジャー NEXT SP50」を選んだ理由としては、鱒レンジャーの中でもSP50が一番オーソドックスなモデルで、汎用性が高く、使いやすいということです。
SP40(4フィートモデル)を海釣りで使うには、足元にテトラなどがあるポイントも多く、流石に短すぎます。
また、海釣りでは不意の大物が掛かる可能性があり、”ある程度の強さ”も欲しかったというのがあります。
現に、メバリング中に50センチオーバーのマゴチを掛けたことがありますが、「鱒レンジャー NEXT SP50」は意外にも?簡単にマゴチを浮かせることができました。(ランディングネットがなく、ラインブレイクしました・・)
「鱒レンジャー」って柔いけど、結構強いんです。
どの「鱒レンジャー」を買うか迷っているという方は、一番オーソドックスな「鱒レンジャー NEXT SP50」を購入すれば、間違いないでしょう。
「鱒レンジャー NEXT SP50」ならメバリング以外にもチニングなど、色々な釣りに挑戦できそうです。
「鱒レンジャー」インプレまとめ
これまでの「鱒レンジャー」のインプレをまとめてみます↓
・竿が大きく曲がるので、魚とのやり取りが楽しい!
・グラスロッドで竿が柔らかく、魚の食い込みがいい(バラシが少ない)
・竿が柔らかく、感度が悪い(カーボンロッドに比べて)
・竿先が良く曲がるので、ボトム(海底)が探りやすい
・竿が柔らかく、キャストがワンテンポ遅れる(カーボンロッドに比べて)
・竿のしなりを利用してルアーを飛ばす(腕の力だけでキャストしない)
・初めての鱒レンジャーは「鱒レンジャー NEXT SP50」で決まり!
こんな感じです。
価格3,000円で購入できる格安の「鱒レンジャー」。
正直こんなに楽しいと思いませんでした。
使ったことがない人は、ぜひ一度使ってみて欲しいロッドです。←たぶんハマる
今後はチニングやキスのチョイ投げ釣りなど、色々な釣りに使ってみるつもりです。
また新しい発見があれば、ブログの方で随時更新していくつもりです。
今回はここまでです。
タカでした。
鱒レンジャーでメバリングする際に使用していた格安リール↓