僕が所有しているのは「ランドクルーザープラド150後期ブラックエディション」で改良型ディーゼルエンジンを搭載しているモデルで、購入してから9ヶ月目になります。
走行距離も7000キロを突破し、“プラドの実燃費や燃費の伸ばし方”などを紹介します。
プラドの購入を検討している方や興味がある方の参考になれば幸いです。
←タカです。僕は大の車好きで、サーキット走行や草レース参戦、耐久レース参戦やダートトライアル走行など、様々な車遊びをしてきた経験があります。今は愛車の150プラド後期ブラックエディションに乗っています。
目次
プラド150後期(改良型ディーゼル)の燃費は7km/lになることも
プラドのような車を購入しておいて、「燃費なんて気にしない!」って思いたいですが、実際のところは気になりますよね。
気になるプラド(改良型ディーゼルエンジン)の実燃費ですが、乗り方や気温、エアコンの有無で結構差がでますが、僕の感覚では平均してリッター10キロいかないくらいでした。
冬場でヒーターなどを使用すると7km/Lくらいにまで落ち込むこともありました。
実燃費がどうだったのか実際にプラドを通勤で毎日使用していますので、どういった状況で燃費が良くなったのか、もしくは悪くなったのか詳しく紹介していこうと思います。
まず、最初の注意として僕のプラドはタイヤとホイール交換をしており、フルノーマル車両ではありません。(ホイール:レイズTE37XT17インチ、タイヤ:TOYOオープンカントリーAT265/70R17)
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プラドの燃費について
プラドの実燃費ですが、僕の場合は最高でリッター12キロくらいでした。
道の状況や乗り方次第ではもっと伸ばせると思いますが、僕がよく利用する高速道路は田舎で上り下りが結構ありますし、巡航速度も100キロちょっとくらいと少しスピードが出ていたことで12km/Lと思った以上に伸びなかったのだと思います。
巡航速度80キロくらいで平坦な道をず~っと走れるのであれば、リッター14キロくらいいけるような気がします。(ネット情報だと平均燃費14キロ越えの猛者もいるようです)
逆に最低燃費は6km/Lほどです。
冬場だとヒーターやヒートシーターを使う場合も多くなり、そうなると必然的に燃費も悪くなります。
というのもエンジンが冷えている状態でヒーターをONにすると、車が早くエンジンを温めようと通常より200回転ほどエンジン回転数が上がってしまうのです。
通常アイドリングのエンジン回転数は600回転ほどですが、800回転くらいにまで回転数が上昇します。
エンジンの暖気が完全に終わると、回転数はヒーターON(ACオフ)の状態でも600回転ほどに落ち着きますが、僕の場合は通勤距離が片道9キロほどなので、完全にエンジンが温まる前に会社や自宅に到着してしまうことがほとんどなのです。
ヒーター、ヒートシーターの両方を全開にして、ひどいときでは片道9キロの通勤でプラドの燃費は7km/Lくらいにまで落ち込んでしまうこともあります。
なぜヒーターやエアコンを使うと燃費が悪くなるのか
そもそもなんでヒーターやエアコンを使用すると燃費が悪くなるのか?ということについてものすごく簡単に説明します。
車が走るためには電気が必要で、同様にエアコンやヒーターを動かすためにも電気が必要です。
そのため車には発電機が搭載されており、エンジンの力を使って発電機を動かしています。
エアコンやヒーターを使用していない場合は走るためだけに電力は使用されますが、ヒーターやエアコンを使用すると必要な電力が「走るための電力+ヒーターやエアコンを動かすための電力」の2つが同時に必要になってくるのです。(厳密にはライトなど、もっと色々あります)
必要な電力を補うためにエンジン回転数を上げる必要があり、結果として燃費が悪くなってしまうのです。(エアコンをONにした瞬間にエンジン回転数が上がると思うので確認してみてください。)
軽自動車など、馬力のない車でエアコンを使用したときに”走らない”と感じるのはエアコンを動かすためにエンジンの力が多少なりとも使われているからです。
プラドの燃費を伸ばす方法:ヒーターやエアコンについて
プラドの燃費を伸ばす方法ですが、大きく分けて2つあります。
・ヒーターやエアコンなどを我慢する
・運転の方法を工夫する
まずはヒーターやエアコンを我慢する方法についてですが、これはプラドに関わらずすべての車でいえることです。
ヒーターやエアコンを使用したときに燃費が悪くなってしまう理由については先ほど説明したとおりです。
燃費を良くするために暑さや寒さを我慢してエアコンやヒーターの使用を控えるのは”燃費を良くする“という観点では一番効果的かもしれませんが、そんなことはみなさん知ってますよね。
僕が意識しているのは「ヒーターをONにするタイミング」と「ヒートシーターの活用」の2つです。
まず、「ヒーターをONにするタイミング」についてですが、みなさんは車を降りるときにヒーターやエアコンをOFFにしてからエンジンを切っていますか?
答えがYesなら今度からはヒーターをOFFにしてからエンジンを切る方が燃費が良くなります。
例えば、ヒーターONにしたままエンジンを切ってしまうと、次にエンジンを始動する際はエンジンは冷えた状態です。
エンジンが冷えた状態でヒーターをいきなりONにしても最初は冷たい風しか出てこないですし、エンジン回転数だけがどんどん上がってしまい、燃費が悪くなるだけです。
そのため、エンジン始動したばかりのときはヒーターは付けずにエンジンが少し温まってからヒーターを付けるようにすると良いでしょう。
ヒーターをONにするタイミングですが、早くても水温計の針が上がりだすまでは待つようにしましょう。
プラドの燃費を伸ばす方法:ヒートシーターの活用
続いて「ヒートシーターの活用」についてですが、こちらは冬場に限った話になります。
ヒートシーターもエアコンやヒーターと同様で電力を消費するため、使用することで多少は燃費に影響します。
とはいえ、ヒートシーターはエアコンやヒーターに比べて電力使用量が少なく、エンジン回転数が上がらない(アイドルアップしない)ので、ヒーターよりも燃費を抑えつつ暖をとることが可能です。
また、ヒートシーターはヒーターやエアコンと違い、エンジンを切る際も付けっぱなしで大丈夫です。
というのもヒートシーターはスイッチを入れた瞬間から徐々に暖かくなりますし、ヒーターのように冷たい風が出てくることもないからです。
実際に僕はヒーターをほぼ使用せずにヒートシーターだけで通勤をすることが多いです。
プラドの燃費を伸ばす方法:運転の仕方
続いては燃費を伸ばすためのプラドの運転の仕方についてですが、プラドの場合は以下の2点を気を付けることで燃費が伸びやすいように思います↓
・加速時はダラダラと加速せずにサッと素早く加速
・アクセルオフの時間を長くとり惰性で進む
燃費運転を意識するとゆっくり加速して、ゆっくり減速するというのはよくある話ですが、プラドの場合だと法定速度まで素早く加速して、アクセルを踏み込んでいる時間をできるだけ短くした方が燃費が良くなることが多かったです。
もちろん、法定速度までべた踏みするとかそういう極端な話ではなく、普通に加速してあとは一定の速度で走るだけです。
あとは先の道路状況をよく確認して、早めにアクセルを離してエンジンブレーキを使いながらゆ~っくりと減速していくことがかなり重要です。
ゆっくり減速していくためには周りの道路状況や前車との車間距離が重要になってくるので、必然的に安全運転にもつながります。
極端な方法だと、夜中に車が全然いないときにほとんどエンジンブレーキだけで交差点を止まるようにすると燃費がかなり伸びます。(※昼間はさすがに周りの車の迷惑になるのでやりません)
また、エンジンブレーキを活用して減速するようにするとブレーキパッドの減りも抑えることができます。
プラド150後期(改良型ディーゼル)の燃費についてまとめ
プラド150後期改良型ディーゼルエンジンの燃費についてまとめ↓
・最高燃費は12km/Lほどだった
・冬場はヒーター使用などで特に燃費が悪くなりがち
・ヒーターの使用を抑えて、ヒートシーターを活用することで燃費向上
・加速は素早く行う
・アクセルオフの時間を長くして、惰性で進む時間を長くすることで燃費向上
燃費なんて気にしないよ!って方でも、燃費運転を意識することで安全運転にも繋がることもありますし、取り組んでみる価値はあると思います。
プラドはフワフワとした乗り心地で、助手席や後部座席に乗っている人はドライバーが感じている以上に車酔いしやすいように思います。
そんな家族や友人のためにも早めのアクセルオフなどの燃費運転は車酔い防止にもつながります。
また、2トンを超える巨体のプラドの燃費が10km/L以上伸びる可能性があることを考えると非常に優秀だと思います。
ディーゼルモデルだと軽油はガソリンに比べて価格が安く、プラドは予想以上に維持しやすい車なんだなと感じています。
今後は冬場でも実燃費10km/L以上で走れるように更に燃費運転を研究してみようと思います。
それに伴い、交換しているタイヤホイールを純正に戻して、違いを検証してみるのも面白いのかなと思っています。
最後にプラドのディーゼルエンジンはDPF洗浄と言って、触媒内の煤を燃やすために一時的にアイドリング回転数が自動的に上がることがあります。
DPF洗浄のときに燃費が悪くなってしまうことがありますが、これは仕方ないです。
本記事はここまでです。
みなさんもより良い”プラドライフ”をお過ごしください。
ありがとうございました。