どうも、タカです。
今回は意外と面倒なBBSホイールのハブリングの取り外しについて、僕流のやり方を紹介します。
「中古でホイールを入手して、自分の車種用のハブリングに交換したいけど、元々ついているハブリングがなかなか取れなくて困っている」
そんな人の為に書いた記事です。
参考にしてみてください。
目次
BBSホイールのハブリングの構造
BBSのハブリングは「ハブリング本体」と、ハブリングを固定するための「スプリングリング」の2つの部品があります。
取り外しが厄介なのは「スプリングリング」です。
この「スプリングリング」がホイールのハブリングが取り付く面の溝にハマり、ハブリングが外れないようにする構造になっています。
・ハブリングが取り付いているとき↓
・ハブリングを取り外したホイール↓
ハブリングの構造についてはBBS公式ホームページに図解付きで解説されています。
分かりやすいので一度確認してみてください。
BBSホイールのハブリングの外し方
ハブリングはホイール1本ずつに取りついているので合計4ヶ所の取り外し作業が必要です。
BBSホイールのハブリングを取り外すために用意する道具
BBSホイールのハブリングを外すにあたって、適切な道具を用意することができれば驚くほど簡単に作業は終了します。
逆に道具をケチれば取り外しにかなりの時間が掛かってしまったり、ホイールやハブリングに無駄な傷を入れてしまう恐れもあるので道具はしっかりと準備しておきましょう。
BBS用ハブリングを取り外すために用意するもの
・精密ドライバー2本(マイナス)
・千枚通し
・潤滑用スプレー(CRC)
精密ドライバーはマイナスの物を用意し、先端の幅が狭く、厚みに関してもできるだけ薄い方がスプリングリングを取り外しやすいです。
また、千枚通しも先端が細く尖ったものがいいです。
100円均一ショップやホームセンターで手軽に入手できると思うので、あらかじめ用意しておいてください。
潤滑用スプレーはハブリングが長期間の使用で固着してしまっている場合に使用します。
固着がひどい場合は、精密ドライバーと千枚通しだけでは取り外しが難しい場合もあるので、用意できるならしておいた方がよりスムーズに作業を進めることができます。
BBS用ハブリングの取り外し
まずはホイールを裏返しに置いてください。
このとき、ホイールを地面に直接おいてしまうと、作業に夢中になっている間にホイールを地面にガリガリと擦りつけてしまい、傷の原因になります。
タオルなどをホイールと地面の隙間に置いて傷が付かないようにしましょう。
続いて、ハブリングに潤滑用スプレーを拭きます。
スプリングリングを狙ってグルっとまんべんなく吹き付けます。
このときハブリングが固着していなければ潤滑用スプレーは不要ですが、やっておいたほうがスプリングリングの滑りがよくなり、作業がしやすいです。
次に精密ドライバーと千枚通しを用意します。
精密ドライバーをスプリングリングとホイールの隙間に差し込みます。
スプリングリングとホイールの隙間に精密ドライバーがうまく刺されば、手前にこじって(引いて)スプリングリングを画像のように引っ張り出します。
スプリングリングをうまく引っ張り出せたら、もう一本の精密ドライバー(千枚通しでも可)を用意して、スプリングリングを上に浮かせます。
この時のコツは、↑の画像を見ればわかると思いますが、最初にスプリングリングを引っ張り出すために刺した精密ドライバーを画像から見て右側にズラしているところです。
この時の注意点は最初に刺した精密ドライバーをそのままズラしてしまうと傷の原因になってしまうので新たにもう一本精密ドライバーを用意してスプリングリングとホイールにできた隙間に刺せば、傷を入れずに隙間を作ることができます。
ここまで来ればあとはスプリングリングを引っ張り出せば、簡単に外すことができます。
ハブリング本体はホイールに置いているだけの状態なので、手で持ち上げれば簡単に外せます。
上記の方法でハブリングをうまく取り外せなかった場合
同じBBSのホイールでもホイールによっては上記の方法でうまく取り外しできない場合もあります。
その場合のハブリングの取り外し方を紹介します。
まずは、精密ドライバー一本と千枚通しを一本用意します。
用意する精密ドライバーと千枚通しは先端ができるだけ細いものを用意します。
やり方は簡単で↑の画像のように千枚通しをスプリングリングの下の隙間に突っ込んでスプリングリングを浮かせるだけです。
このとき、精密ドライバーはスプリングリングがクルクル回ってしまわないよに固定するために使います。
このやり方はスプリングリングとホイールの隙間に千枚通しを差し込むだけのシンプルなやり方です。
そのため、先にも書いたように先端ができるだけ薄く、尖っているものがやりやすいです。
千枚通しでうまくいかなれけば、精密ドライバーでやってみたり工夫しながらやってみてください。
精密ドライバーと千枚通しは先端が尖っていて危ないので、強引にやろうとして誤って手をケガしないように注意してください。
また、あまり強引にやろうとするとホイールやハブリングに傷が入ったり、精密ドライバーの先端が曲がってしまったりするので気を付けてください。
今回はここまでです。